●ストレート合格を目標に 試験の勉強を始めるにあたって、勉強のポイントを挙げておきます。いろいろなところでもいわれていますが、やはりストレート合格を目標にしましょう。
●理由1:1次試験合格の有効期限 2001年に、中小企業診断士の試験制度が変わりました。これにより、一次試験合格の有効期限が翌年までとなりました。旧制度では、一次試験は一度合格すると永久に有効だったので、2年計画で受験した人も多かったようです。新制度では、合格の翌年の2次試験の合格を目指すと、本番の試験が同時に最後の試験になってしまいます。 また、1次試験合格の有効期限が設けられたことから、1次試験合格者でも、翌年、1次から受ける受験生も多いようです。それなら、1年目に全力投球すべきでしょう。
●理由2:2次試験の科目 旧制度では、2次試験に中小企業施策という、1次試験の範囲とは異なる内容の暗記科目があったことも2年計画の理由でした。旧制度でストレート合格を目指すには、1次試験終了からの2カ月で、大量の施策を暗記する必要がありました。 しかし、新制度では、中小企業施策は1次試験の範囲に入り、1次試験と2次試験の範囲は重複しています。2次試験の記述式にも対応できるレベルで、始めから勉強しておくことが有効でしょう。
●理由3:モチベーション ストレート合格が比較的難しいといわれた旧制度でも、ストレート合格した人はいました。むしろ2年計画と考えたのに、翌年までモチベーションが維持できず、1次合格で終わってしまった人も多かったようです。
●やっぱり目標はストレート もちろん、目標通りに進むとは限りません。結果的に複数年であっても、合格すればいいことです。でも当初考える目標は、ストレート合格とすることにしましょう。
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